精神科訪問ナースマンの日記

1年で病院を辞めて在宅の道へ進んだナースマン

訪問看護ステーションが人材獲得するためには

こんにちわー。今回のテーマはこれ!

訪問看護ステーションが人材獲得するためには】

 

訪問看護ステーションで働くナースマンの考えと今までの実績を元に参考程度に伝わればいいかなあと思います。

 

今の御時世、病院中心から在宅中心へと移りゆく医療業界の流れはひしひしと伝わって来ています。

日本の医療費の支出って年々増加しているのはご存知でしょうか?

 

このブログを書いている18時間前くらいにも産経新聞では

 

 診療報酬改定は公的医療保険を使って受ける医療サービスの対価として病院や薬局などに支払われる公定価格。医師らの技術料や人件費にあたる「本体部分」と薬代などの「薬価部分」で構成でされ、原則2年に1度改定される。

 薬価は1・01%引き下げることが決まり、既に決まっている本体のプラス0・55%との差し引きにより、全体でマイナス改定となった。0・55%のうち、医師の働き方改革に0・08%分を充てる。改革には地域医療介護総合確保基金でも手当てする。

 2年度予算の社会保障費の伸びは高齢化に伴う自然増約5400億円から約1300億円圧縮して、約4100億円にすることも決めた。地域の病院再編・統合を促す「地域医療構想」の実現に向け、病床削減の支援として約84億円を補助する。

 

お国の方針も在宅へ在宅へってなりますよね。とにかく医療費が馬鹿にならないんですわ。

 

医師の働き方改革につれて今後は看護師にまで影響が及ぶのは時間の問題でしょう…

 

くらーい話をしてても仕方ないので本題に入ると、

 

訪問看護師ってどれくらいいるのかご存知でしょうか?

日本訪問看護財団の統計データによると

訪問看護ステーションに従事する看護職員数は約 4万1千人です。

と、4万人もいるのかぁって思いますよね^_^

でも看護師全体としてみると3%に満たないんです。

ビックリしました?笑

しないですよね笑

 

訪問看護師って全体の看護師の3%くらいしかいないことを考えるとみんな実習で魅力を感じた病院とかクリニックに行ったり

新しく事業展開していく人とか自費看護っていう選択をしていく人とかいるんだろうなぁって思います。

 

訪問看護っていわゆるブルーオーシャンだと思ってます。

これまでの形から移りゆく時代の流れとともに看護師が主体となって運営できる、事業展開をしていける業界だと考えています。

 

どの事業でも従業員が居て、クライアントが居て運営していく流れなんですけど(法律だったり経理だったりと企業していく上で必須事項等は今度、大まかなことを書いてます)

 

クライアント(顧客)が付いてきているのに従業員が増えない。

 

そんなステーションが多いと思います。

私自身、看護協会などの研修に参加したりしているのですが他のステーションの重役様からそんな話を1番耳にします。

 

看護師をどう集めるのか。

ただ集めるのではなく、正社員として集めるのか。パートとして集めるのかでは大きく変わってきます。

 

今働いている訪問看護ステーションは人材紹介サイト(リクルート等)は使っておらず、完全に従業員の紹介にて人材確保を行っています。

 

リクルートはメリットが大きい分、コストや人材の質を企業側で把握出来ないことがデメリットととして挙げられます。

従業員の紹介のメリットとして人知れた人を会社に入れることが出来ること、人件費を大幅にカット出来ることです。

後者はコストを抑えられる分僕好みですね笑

 

本題に入ります。

僕自身、今年度に入ってから人材紹介として4人の新入社員の獲得に成功しています。

 

僕自身のコネクションが強みとも取れますが実際はそうではありません。

人を呼ぶためには人を呼べる人材を全力で獲得することです。

人を呼べる人材。看護師の繋がりが深い人を探す。そうそう見抜くことは困難ですよね。

でも、簡単に見抜ける方法があるんです。

社会人になるにつれて友人ってあんまり出来なくなりませんか?

それは長年勤めていればいるほど。ある程度の地位を手に入れれば周りからは一定の距離感感じませんか?

また、ある程度の経験年数を重ねると自分の置かれたキャリアや知識から他の場所や環境へ行ける人も中々いないのが事実あります。

 

キャリアを重ねた人は即戦力ですからね。欲しいのは事実です。

でも戦力になるには加わらないと数えることすら出来ません。

なら即戦力にならずとも戦力を増やすためにどこから引っ張ってくるのが正解なのかって考えにします。

 

若手の存在です。

病院でも毎年1年目の看護師さんが入ってきます。それらは即戦力でしょうか?人数に数えられない、フォローが付いてやっと回れるまでに半年とかかかります。

在宅でも同じことかと。個人的な意見です。

教育環境を整え、経験を積ませていく。どの分野でも誰しもが一から学んでいます。

ある程度の知識を得て在宅にきても初めは新人。

あとは各々のステーションの教育体制にはなりますが僕のステーションでは看護師歴1年目の看護師がいますが楽しく訪問看護していると上々です。

楽しく出来るってことを求めるのは間違っていると考えるのか、楽しくもっと追求していくのでは意味合いは違いますが、彼には後者なのかなと思います。

人材を揃えていくためには

・人脈の広い看護師を発見すること。

・新人、看護学生を視野に入れて人材確保を進めていくこと。

この2点かなと個人的に思います。